2つの説がある。
①福島城説
1413年、杉目という名で呼ばれていた地域に、当時の領主「伊達持宗」が杉目城を築いた。
伊達一族は繁栄の後に豊臣秀吉によって土地を追いやられ、1592年頃には武将「木村吉清」が杉目城へ拠点を移して新たな城主となった。
その際、木村吉清は城の名前を縁起の良いものにするため、福にあやかって「福島城」と改称した。これがきっかけとなって周囲の街も「福島」と呼ばれるようになったと考えられる。
②吹島説
その昔、福島盆地は一面を水に覆われた湖になっており、湖の中央にある「信夫山」が島のように見えていた。
信夫山には奥羽山脈から来る「吾妻おろし」と呼ばれる強い風が吹いていたことから、「吾妻おろしが吹く島」に由来する「吹島」が原型となり、現在の「福島」に変化したという説も存在する。