江戸時代の弘前藩が港町を開発する際、海上からの目印になっていた青々とした小高い森を「青森」(後の青森町)と名付けたのが始まりとされる。
廃藩置県によって、弘前町に県庁を置く「弘前県」が1871年に誕生したが、そのわずか半年後に県庁が青森町へ移設されることになった。
それに際して県の名前も県庁所在地と同じ「青森」へ変更され、「青森県」が誕生した。
港が発達している青森町の方が北海道との交易も行いやすく、地理的にも県の中心に位置していた点が青森町へ県庁が移設される理由になったと言われる。